この事例の依頼主
男性
相談前の状況
一部の訴訟が提起された段階で、長男以外の兄弟から訴訟における方針を相談されたことを切掛けに、紛争全体の処理について受任した。なお、紛争発生直後に、長男は会社を辞めている。
解決への流れ
長男が設立時から長年会計を単独で担当してきたため、必ずしも確たる証拠が揃っているわけではない状況の中で、まずは全体の方針を決定し、そのための行程を策定した。その第一歩として、勝訴した場合の効果及び勝算の観点から、長男に対して会社の工場建屋の登記名義の返還を求める訴訟を提起し、これに完全勝訴した。今後も、連帯保証債務履行請求事件など長男又はその近親者から提起された訴訟における防御活動と平行して、策定した行程に従って紛争処理を進めていく予定である。
同族会社内の紛争で、様々な事件が絡み合っています。考えもなく1つ1つ解決していくというのでは、依頼者の時間的・経済的負担は膨れ上がってしまいます。全体を概観し、情報を整理した上で、各事件の重要性・優先順位・解決の難易度などを考慮し、効率の良い行程を組むことが非常に重要となってまいります。