この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご相談者様は,入院中だった父親が亡くなる直前に,自分達も知らない内に,女性によって父親との婚姻届が提出されていたとして相談に来られました。
解決への流れ
子供であるご相談者様らが原告となって,亡父と女性との間の婚姻が無効であることの確認を求める訴えを提起しました。女性の方でも代理人弁護士を立てて争ってきましたが,色々な書証や尋問によって届出がなされた状況の不自然性を立証することで,父親に婚姻届の届出意思がなかったことが認定され,婚姻が無効であることを確認する判決が出されて,確定へと至りました。
婚姻関係の一方当事者が既に亡くなっている事案であり,立証面での難しさがありましたが,あきらめずに細かく証拠を積み上げていくことで,上記の結論を得ることができました。