この事例の依頼主
10代 男性
相談前の状況
交通事故で脳を損傷し,後遺症がのこってしまいました。その後,相手側の保険会社から示談金の提示がありましたが,そもそも相場もわからないので,これが安いのか高いのかわからなかったので,自分が加入している保険会社の勧めもあり(弁護士費用の特約がついていたので弁護士費用は自己負担なしです),弁護士に相談しました。
解決への流れ
提示された金額について調べたところ,一般的に裁判所が認定している基準額の半額程度でしかないことがわかりました。そこで,弁護士が交渉を代理することを受任し,相手側保険会社と交渉を開始しました。すると,相手側保険会社はほぼこちらの請求した金額の慰謝料(提示された金額の倍額)を支払うと回答し,その他の損害項目も依頼主の納得する金額の提示があったので,示談が成立しました。
交通事故の相手側の保険会社が提示してくる金額が,必ずしも一般的な同種の事故の損害賠償金額(相場)どおりとは限りません。一度弁護士に相談して,相手側の保険会社が提示している金額の一般的な金額との差,金額の算出根拠等を確認してみると,思わぬ金額であったことがわかり,適正な金額の損害賠償を受けるきっかけとなることが少なくありません。