この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
●債務額 約444万円●月収 約0万円 (家族全体の月収 約26万円)依頼者は、失業後、正社員を目指し、就職活動をしていたものの見つかりませんでした。毎月の収入がない中、コンビニエンスストアでクレジットカードを作り、生活費に充てていました。その手軽さ、使えば使うほどポイントが貯まるのが楽しくなり、日々の買い物にカードを頻繁に使うようになりました。やがて、毎月の返済のために別のクレジットカードを作り、返済にあてるという自転車操業に陥り、返済に窮し、当事務所に相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
自己破産の申立てを行いました。依頼者は、ローンカードを申込む際、職業や年収の申告等に問題がありましたが、弁護士が、裁判所に対し免責不許可事由該当性及び裁量免責相当性について丁寧に説明しました。裁判官との面接となりましたが、結果、同時廃止となり、無事、免責許可決定も得られ、借金は全額免除されました(受任から申立てまで約1か月半、申立てから約3.5か月後に免責許可決定。)。
債権者と取引が長い方であったため免責不許可事由がないことの説明をすることができました。