この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
法務担当者から、「新たな取引先との間で締結する契約書を作成しているが、営業担当から厳しい条項はできるだけ避けて欲しいと言われ困っている。」とのご相談がありました。
解決への流れ
新たな取引先との間で取引を継続し、売り上げを伸ばしていくためには、将来のトラブルを回避することが最も大切で、そのためには、トラブルになりそうな事項について予め明確な規定を設けて双方がリスク管理することが大切だとアドバイスさせていただき、具体的な条項の定め方を参考例としてお伝えしました。その結果、トラブルなく取引を継続され、営業担当からも喜ばれているとの報告を受けております。
取引先との契約では、どうしても営業としては、相手との商機を失いたくないとの思いから、厳しい条項を避けて欲しいとの要望を持ちがちです。ですが、契約書を作成する最たる目的は、将来のトラブル防止のためのはずです。そのためには、トラブルになりそうな事項について、曖昧な表現を用いたり、事なかれ主義の言い回しをすることはむしろマイナスです。意見が対立しそうな事項こそ十分に意見交換して、二義解釈ができない明確な条項を設けて事前にトラブルを回避することが、双方の利益になり、結果的に安定した取引を可能にします。