この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
23区内にある囲繞地の土地の共有物分割請求事案【前提条件】・相続人兄弟3名の争い。・長男が当該土地上の建物に居住していたため、単独相続を主張し、代償金を他の兄弟に支払う代償分割を請求。・調停では代償金の額に折り合いがつかず、訴訟へ。
解決への流れ
・長男は代償金の額が高すぎれば現実的に支払いは困難であり、形式競売によらざる得ないが、その場合、居住者である自分が相当安く落札できる可能性が高い。・それを回避するには、裁判所の選任した鑑定人による時価評価額を基に算出された金額で合意するほかないことを(当該金額の支払能力が長男にあれば)依頼者に説明し、最終的にはご納得いただき、和解に至る。
相続では相続人間のしがらみが複雑に絡み合い、単に心情的に相手の言いなりにはなりたくないという理由で、解決の引き延ばしを図ろうとするケースが見受けられる。本件もその典型であり、しかも、本件の依頼者はお金には困っていないため引き延ばし目的で和解はしたくない、判決で構わない、控訴も辞さないというお考えの方でしたが、最終的には裁判所の強い説得により和解に至ることができた。、