この事例の依頼主
60代 女性
相談前の状況
裁判において、一番、しんどいのは、相手方保険会社から、カルテをもとに、事故と受傷との因果関係を否定する医師の意見書が提出された場合です。裁判官は、医学的な知識をもっている訳ではないので、そうした意見書が出てくると、無条件に、それを信用する傾向にあります。
解決への流れ
こうした意見書に対しては、依頼者の主治医に協力をしてもらい、反論を展開する必要があります。主治医の協力により、保険会社から提出された医師の意見書に対して反論をして、うまくいったケースが、いくつかあります。
医師には、いろいろなタイプの方がおられるますが、共通しているのは、ただ、単に、相手方の意見書を、もって行って、これのどこに問題点があるかと聞いても、主治医は、そんな面倒なことに、答えてくれません。面談時間も限られているので、事前に、相手方の意見書のどこに、問題点があるのか、整理をした上で、自分の考えた結論が、間違っていないかどうか、確認をすることしか、できないのが、現実です。当職は、保険会社の顧問弁護士であり、医師の意見書の作成についても、関与した経験があります。そのため、そうした経験がないと、逆の立場にある相手方の意見書の問題点を探すのは、難しいのではないかと考えます。