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夫婦別姓問題「最高裁は国民が最も知りたい点を回避した」高橋和之名誉教授が指摘

日本弁護士連合会は5月19日、夫婦同姓や女性の再婚禁止期間を定めた民法の改正を求める院内集会を東京・永田町の参議院議員会館で開いた。東京大学の高橋和之名誉教授(憲法学)や夫婦別姓違憲訴訟を担当した弁護士らが登壇し、民法の規定や最高裁の判断の問題点について意見を述べた。

最高裁大法廷は昨年12月、夫婦同姓を定めた民法の規定は「合憲」だとして、夫婦別姓を認めない判決を下した。一方で、離婚などで婚姻を解消した後、女性にのみ半年間再婚を禁止していた民法の規定は「100日を超える部分について」違憲だと判断した。

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日本はお金に関する教育に淡白!?「納税を学校で教えるべきか」税理士57人に聞いた

テレビアニメ化されたネット小説「まおゆう魔王勇者」の原作者が約1億2000万円の所得を隠し、法人税約3000万円を脱税していたとして、東京国税局に告発されたというニュースが、4月に話題になった。報道によると、原作者が社長をつとめる会社の名義で印税を受領していたが、2011年の会社設立時から一切、「税務申告」をしていなかったという。

ツイッターでは「これから個人で創作をしたいという人間は、税金の事もしっかり勉強する必要がありますよ」「納税の義務というのであれば、税金の納め方もちゃんと学校で教えるべき」など、納税について学ぶことをめぐって、議論が起きた。

納税の義務があることだけでなく、納税の「方法」についても、学校で教えるべきなのだろうか。フェイスブック上で、税理士57人に聞いた。

(アンケートの選択肢と回答数)

1)税金の納め方を学校で教えるべき: 52人

2)税金の納め方を学校で教えるべきではない: 4人

3)どちらとも言えない: 1人

アンケートに対して、91%にあたる52人の税理士が「学校で教えるべき」と回答した。回答の中から、いくつかのコメントを紹介する。

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長浜から「屋台」が消える? 福岡市の新条例は「屋台減らし」が目的なのか

福岡の夜といえば、屋台だ。地元に文化として根付き、これが目当ての観光客も多い。だが、この屋台を厳しく規制する条例が福岡市議会で可決され、9月から実施されるというのだ。

この条例は、屋台減らしを狙っていると見えなくもない。屋台の営業権譲渡が許されるのは1回だけ。それも相手は親族に限られる。血縁の跡継ぎがいなければ即廃業。将来的に新規参入店の公募は行うというが、営業期間は最長でも10年間までという。

そして、通行確保の観点から、屋台を設置した後の歩道の幅にも厳しい規制があるらしい。この道幅の関係で「長浜ラーメン」の発祥地、長浜からも屋台が消えるのではないかという話もささやかれている。

長浜の屋台は今後なくなる運命なのか。この条例は福岡市民にとってプラスになるのか。福岡市で法律事務所経営36年の中島繁樹弁護士に話を聞いた。

●長浜の屋台は、新条例では許可されない

中島弁護士自身にとっても、長浜は馴染み深い場所だという。

「長浜は、私の中島法律事務所から北西方向にほんの500メートルほど行った目と鼻の先です。ここは道路脇に、屋台10軒が並んでいます。極細めん、豚骨スープが特徴の博多ラーメン発祥の場所です。今は、ラーメンだけでなく焼鳥などのメニューもありますね。たしかに、ここの屋台がなくなってしまうのではないかと、地元では噂されています」

もともと長浜の屋台の営業には法律上の問題もあったようだ。

「長浜地区の屋台は、道路の歩道部分をいっぱいに占拠して営業していますが、福岡市から有効な『市道占用許可』をもらわないまま長年にわたって営業を続けているようなのです」

この状態が、「福岡市屋台基本条例」で変わるのか?

「9月1日から福岡市は、この条例にしたがって、屋台を設置しても『歩道の有効幅員が2メートル以上確保されること』を市道占用許可の条件とし、これに合わない場所で営業する屋台には『屋台除去命令』を出すことになります」

どうやら、長浜の屋台がなくなるというのは、単なる噂の次元ではないようだ。

●「都市資源としての屋台」の健全化を目指す条例

観光客には人気の屋台だが、地元では、かねてから問題が指摘されてきた。

「実は地元の福岡市民からは、屋台への苦情が多いのです。『不衛生だ』、『会計が不明朗だ』、『道路の通行を阻害している』という声は絶えません。福岡市にとっては、屋台の行政的規制は長年の懸案だったのです。そこで、できたのがこの条例です。目的は、『まちににぎわいや人々の交流の場を創出する』ための都市資源としての役割を、屋台に果たさせようとするところにあります」

「屋台減らし」が目的というより、むしろ市道占用許可を出す場合をはっきりさせ、同時に営業を健全化して都市資源として維持しようという意図のようなのだ。

しかし、博多ラーメンの発祥の地の長浜の屋台がなくなるのはやはり寂しい。中島弁護士も、個人的な希望と断ったうえで、こう提言している。

「今、福岡市は、長浜にある10軒に対して、すぐ近くの別の広い歩道を用意して、そこへの移転を打診していると聞きます。屋台経営者の方々は色々な思い入れがあって、難色を示しているようですが、ここはやむを得ないことと受け入れて、新しい安全な場所で長浜屋台の伝統を残していただけたらと思っています」

(弁護士ドットコムニュース)