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生成AI、画像の特徴が似ていれば「著作権侵害」にあたる? 文化庁の最新見解を読み解く

AIと著作権にまつわる議論が続く中、政府がこのほど公表した文化庁の資料(*)が注目を集めている。

この資料は著作権法とAIについてまとめたもので、「AI開発・学習段階」と「生成・利用段階」に分けて、それぞれ著作権法の適用が異なることを明示している。

「AI開発・学習段階」については、2018年の著作権法改正により新たに規定された著作権法30条4が適用されて、「原則として著作権者の許諾なく利用することが可能」と説明する。「生成・利用段階」はこれまで通りのルールが適用される。

問題は「AI開発・学習段階」につけられていた注釈だ。元画像の「表現上の本質的な特徴」を感じ取れるような映像の作成を目的としておこなう場合は、この規定の対象とはならないとしている。

AIと著作権法にくわしい柿沼太一弁護士は「かなり踏み込んだ内容」と指摘する。現在、AI生成画像が「著作権侵害だ」と指摘される事例が相次いでいる中、どのように考えたらよいのだろうか。柿沼弁護士に見解を聞いた。

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NHK受信料判決、弁護士出身の裁判官1人が反対意見

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コロナで延期の司法試験、8月12日から実施 予備試験の短答式試験は8月16日

法務省・司法試験委員会は5月15日、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ延期していた司法試験について、8月12、13、15、16日の4日間かけて、全国7都市で実施すると発表した。

また、予備試験の短答式試験は、8月16日に実施すると発表した。論文式試験は10月ごろ、口述試験は2021年1月または2月ごろを予定しており、追って公表するとしている。

ただし、司法試験委員会は「新型コロナウイルス感染症の状況により、さらに延期する場合などがあります」としている。

司法試験は5月13、14、16、17日の4日間、予備試験の短答式試験は5月17日におこなう予定だったが、4月8日に延期が発表されていた。

日弁連の荒中会長は「試験会場において、受験者相互の適切な距離の確保を含む様々な感染防止対策が求められる。司法試験委員会においては、受験生が安心して受験できる体制を整備し、受験生の安全確保のための万全の措置を講じられたい」とする声明を発表した。

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「退職勧奨」よくある3つのパターン、労働弁護士が対処法を解説

職場でトラブルに遭遇しても、対処法がわからない人も多いでしょう。そこで、いざという時に備えて、ぜひ知って欲しい法律知識を笠置裕亮弁護士がお届けします。

連載の第6回は「退職勧奨の対処法」です。笠置弁護士は「退職に安易に応じ、退職合意書や退職届を出してしまうことは絶対に止めましょう」と呼びかけます。では、会社からの提案に対して、どう対応すれば良いのでしょうか。

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たかの友梨社長「圧迫発言」を謝罪 「残業代未払い」の告発めぐり(リリース全文)

大手エステサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」の高野友梨社長が、労働問題をめぐり女性従業員に「圧迫発言」をしていた問題で、高野社長は10月4日、「不適切な発言」だったとして、従業員に向けて謝罪した。

高野社長の「圧迫発言」は8月21日、仙台店の従業員を集めた食事会の席で、残業代未払いを労働基準監督署に申告した女性従業員に対しておこなわれた。このときの音声の録音データが、女性従業員が加入している労働組合「エステ・ユニオン」(ブラック企業対策ユニオン・エステ支部)によって公表され、大きな問題となっていた。

その食事会で高野社長は、女性従業員に対し、「労働基準法にぴったりそぐったら絶対成り立たない」「つぶれるよ、うち。それで、みんな困らない? この状況でこれだけ働けているのに、会社つぶしてもいいの?」などと、問い詰めていた。

高野社長の音声はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=d-_SB6IC2yw

不二ビューティはウェブサイトでプレスリリースを公開し、8月5日に労働基準監督署から是正勧告と指導を受けたことや、「エステ・ユニオン」との間で団体交渉をおこなっていることを踏まえ、労働環境の改善に取り組むことを表明した。休憩時間の確保や、残業代の支払いなど、労務改善計画の具体策も公表した。

同社が発表したプレスリリースの全文は以下の通り。

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セクハラなどのトラブル防止、カメラマンと被写体モデルに「契約書」整備の動き

Instagramなどへの投稿作品として、アマチュアカメラマンが、被写体モデルに依頼し、写真撮影することが広がりつつあるが、被写体モデルから「予定になかったポーズを要求されたが断りきれなかった」、「指図の目的を超えたボディタッチがあった」などの困惑の声があがることが少なくないという。

一方、カメラマン側も、どこまでの利活用や演出が認められるのかは「空気を読みながら」行うしかないという問題を抱えている。トラブルが発生するのは、カメラマンと被写体モデルの間で「契約」が交わされることがなかったためでもある。

そこで、写真作品を制作している一部のアマチュアカメラマンと、これに協力する被写体モデルが、契約書のひな型を共同で整備する取り組みを行っている。(ライター・浅野勇貴)

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「小6少女」が缶を分別するゴミ箱を開発して「特許取得」なぜ小学生にできたのか?

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未成年と不倫した既婚男性「別れるなら親にバラす」と脅し…どうすれば?

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Googleのサービス、トラブルでデータが全部消滅したら賠償請求できる?

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子のスパゲティ勝手に減らす、謎ルールで”初見殺し”のラーメン屋…客が考える「理不尽な飲食店」

飲食店では大小トラブルが起こりがちです。弁護士ドットコムが公式LINEで「飲食店での理不尽な体験」について意見を募集すると、男女の盛り付け量の違いや店独自のルールなど、様々な体験談が寄せられました。どのような理不尽があったのか。その一部をご紹介します。